Design Intangible World

ZEROBILLBANK - Startup Journey in Israel

placeless generate priceless

先日の東京企画構想学舎高松学科の授業から。

テクノロジーの進化で、どんなことにでも絶対的に場所性の概念がなくなってきていて、リアルとバーチャル、主体と客体など今まで超えられなかったいろいろな境界線を、いとも簡単に、いったり、きたりできるようになった結果、 計り知れない新しい価値がどんどん創出してきているんだと改めて感じた。つまり、”placeless generates priceless”の世界に変わってきているんだと。

チームラボの猪子さんも言ってたけど、 リアルな世界だけではなくてネットワーク側の世界も利用して、付加価値をどうやってつけていくかが、これからは重要になってくるんだと。例えばチームラボハンガーは、ハンガーという”もうこれ以上いじくりようがないもの”へ、チームラボが新しい価値を与えたもの。



特にデジタル領域では、論理的、客観的、言語的に表現されるものは共有スピードが速すぎて、もはや競争優位にすらならなくなってきている。よって、”文化 /アート= not 論理、客観、言語的なもの(共有しづらい領域)”を、新しいテクノロジーを使って再構築していくことが日本が唯一生き残っていける部分ではないか?おもしろハイテク。おしゃれハイテクな領域。つまり”東京っぽいもの”。プリクラとかメイド喫茶とか、裏原的なものを始めとしたまったく次元の違うもの。

【経済成長の3Tって?】
技術 : Technology
才能 : Talent
寛容性: Tolerance

特にこれからはこの”寛容性”は重要で、自分の倫理とは違い感情的に許せなくても許すことから生まれるものがあると。この寛容性からくる相容れない特有の世界への捉え方が、特異の思想を生み、それが特有の美意識を創り、さらに特有の倫理観をもたらし、そして特有の法体系を作り上げ、その結果、特有の文化を生むという。

未来のヒントって、きっと誰もが普段からやってること、世代が全然違う人たちで流行ってることなど、N数が多くなっているような人間的な文化をひもといて、抽象化させて、再構築してみることで気づいていけるんじゃないかと感じた凄い一週間でした。